みなさんパンナコッタは1度くらい食べたことがあるかもしれませんが、もともとはどんなデザートなのか?ご存知でしょうか?
パンナコッタ Panna(生クリーム) Cotta(火を通した)
もともとは名前の通り、生クリームに卵白とお砂糖を入れて、蒸し焼きにしたシンプルなもので、イタリアのピエモンテ州・主にランゲ地方の郷土料理とされています。
今ではイタリア全土でとてもポピュラーなドルチェで、どこの地方に行ってもドルチェとしてピザ屋や食堂のメニューにのっているくらいで、スーパーの棚にもいろんな味のパンナコッタがプリンと同じ位の幅を取って並べられています。
プリンミックスならぬ、パンナコッタミックスのような、家庭で簡単にパンナコッタを作れる商品もたくさん売っていました。
味のバリエーションもとても多くて、ポピュラーなのはまず、カラメルソース。次に良く有るのはベリーソース。あとチョコレートソースでしょうか。私はこの右上の下の写真のチョコレートソースのパンナコッタをいつも近所のスーパーで買って休みの日の楽しみにしていました!
レストランではその店オリジナルのレシピで色んな味のパンナコッタを作っていたりします。
私がイタリアで働いていたお店(ボローニャ県サビーニョという村)でも、毎年栗の時期になると栗を入れたパンナコッタをメニューに入れていました。
あれも感動ものの美味しさでした!いつか当店でも作ってみたいと思います。
今ではイタリアでも日本でも、ゼラチンで固めた少し硬めのパンナコッタが多い気がしますね。でも昔ながらのクラシックパンナコッタはゼラチンを入れず、オーブンでゆっくり火を入れた蒸し焼きパンナコッタです。
材料は生クリームとお砂糖、卵白だけ。なので超シンプルな分材料の美味しさ、火の入れ加減だけで美味しさの加減が変わってくるんですね。
でもこんなにシンプルなのに感動モノの美味しさ!
これが、イタリアンマジックですよね!
イタリアンって、パスタでも何でもそんなに手の込んだ事してないのに、何これ!!っていう感動のおいしさが生まれる。
だからみんなイタリアンが大好きになるんだと思います!
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